SUMMER SONIC 2023 (8/19 Tokyo)に行った

8月19日の土曜日にサマソニに行ったので思い出として日記を書いみようと思いました。

NewJeansをどうしても観たくて、早起きして人生初の夏フェスにいきましたが、 熱中症になってほとんどみれませんでした。

なかなかのさんざんな一日だった気がするので、日記として残しておこうかな、みたいな。 この手のブログは公開してすぐ後悔するので(ダジャレ)、 すぐ消すかもですが。

8月19日(土曜日)

朝の3時半ごろ起床。 4時20分ごろ家を出る。 近所のコンビニで一緒に行く二人と合流。 僕と妻で計4人、帰りは別々の予定なので車2台で出発。 住んでいる群馬から幕張までは車で2時間弱。 途中で休憩もしたが7時前には幕張についていたと思う。

マリンステージの1dayリストバンド引換所に行き、並ぶ。 「思ったより前のほうだな」とか、そんなことを思った気がする。 たぶん7時45分ごろに、前に詰めてくれとスタッフの人に言われ皆どんどん前に詰める。 後ろの歩道橋の重量制限があるのかなとか予想したりする。

プラスチックのフェンスで囲われたエリアに並ぶ。 おそらくここが列を抜けずにトイレに行ける最後のタイミング。 フェンスの下の20cmぐらいの隙間を通って外にでたり外から入ったりする人がたくさんいた。 拡声器でスタッフの人が走るなとか押すなとかの注意事項を言う。 変態体育教師みたいな口ぶりで鼻につく。 僕は大きなネズミがトイレの前を往復しているの楽しくみていた。

持ち物検査をしてリストバンドをつけてもらって入場。

レフト側のゲートに並ぶ。 並んですぐにポカリとかは没収するから捨てろと言われる。 このときスタッフの人たちがすごく楽しそうな雰囲気でなんか怖かった。 スタッフの方々(宗教法人サマーソニックの幹部およびその手下たち)が笑顔でバケツとゴミ袋をもって 砂糖の入った飲み物や食べ物などを捨てさせて回る。 常識なのかなんなのか知らないけれど、うちわも捨てさせられていた。 BM副社長似の小柄な男性スタッフに、塩分タブレットも没収される。 いくつかポケットに忍び込ませたけど、僕は塩分タブレットの味があまり好きじゃないし、なくっても別にいいやって感じだった。

没収させられた後もその場で待たされる。 数分後列を詰めさせられる。人口密度が上がり暑い。 このころフェス素人の僕は、 「こんなに捨てさせたりしたんだから、球場の中には何かしらの救済措置があって、むしろいまより快適なんじゃないかな~?」 なんて甘いことを考えていた。

時刻は覚えてないけどたぶん9時ごろに開場する。 10人ずつぐらい持ち物検査をして、少しずつ中に入れていく。 みんなできるだけ前に行こうと必死。 うしろにいた口の悪い女の子がお母さんの手をひっぱりながら僕を抜かしていく。 酷暑のなかミーハーイベントに来てしまったことを後悔する気持ちが大きくなるも、 このあとNewJeansを観れると思うと、そんなbadな気持ちは真夏の太陽に吸い込まれていきます(?)。 もみくちゃになりながら持ち物検査のところまで到着し、球場のなかへ入る。

ステージ中央の金属のフェンスに寄りかかれるところで観ることにする(この選択が大失敗だった)。

10時ごろ和太鼓パフォーマンスみたいなのがはじまる。 好きじゃなかった。

司会の人がでてきて、水を撒いてくれると言ったが、一向に水は撒かれない。 数分後水は撒かれたが、僕のところまでは届かなかった。 これにはかなり絶望したことを覚えているから、きっとこの時点でかなり暑かったんだと思う。 ただこのころは、なんだかいけそうな気がする~って感じだったと思う。 まあまだ太陽も低かったわけだし。

SummitのDJ陣などがでてきて、チェックみたいなことをしている。 このとき僕は楽し気なツイートをしている。

実際、ほんとうに楽しくなっていた。 ただだんだん朦朧としてきていたのか記憶があいまいな部分がある。

このころからおそらく熱中症的な症状がででフェンスを越えてでていく人が出始めた気がする。 ぼくは、ふらふらしながら前から歩いてきたひとに「フェンスのところにいるセキュリティーに言えば出してくれますよー」 とか声をかけてあげたりして、良いことをしたような気になっていた。 (だしてもらえなかった女の子ふたり組がいたけれど、あれは何だったんだろう。。。)

11時、Summit all starsのひとたちがでてきてライブがはじまる。 Summitの人たちの楽しいラップを聴いているあいだにも、 地球は自転して、太陽の高度は上がり、照りつけはどんどん厳しくなる。 どんどん人が抜けていく。 Summitのテーマソングのとき、前にいたPさんのTシャツを着た人がでていって、心配になった。

Summitが終わってあとはNewJeansを待つのみ、というところまでくる。 司会の人が、もう一度水を撒きます、改善しました、真ん中までいきます、とか言うも、 ぼくのところにはほとんど届かない。 「嘘つかないてくれよー」と思う。 ただETAとか流してくれて、すごく楽しくって、そのころは、「オレ応援ここにいるみんなより練習してきてんじゃね?」 みたいなことを思ったことを覚えている。

水が残り100mlぐらいになる。 バンドのサウンドチェックがはじまる。 うしろから「助けてー!」みたいな叫び声が何度も聞こえる。 セキュリティのひとが車いすが足りないとか無線に叫んでいる。 イカゲームのだるまさんが転んだみたいに人が次々に倒れていく(それはちょっと言いすぎ)。 ぼくの近くにいた、ホースの水が届かなかった人たちはとくに抜ける率が高かったように感じる。 (ただ感じただけで実際は違うかもだけれど)

NewJeansのみなさんがでてくる。dittoがはじまる。僕は声も出ないし手も上がらないし吐き気がする。 妻がリタイアする。 OMGがはじまる。 ステージを観てる時間よりも、地面に置いたビニール袋をにらんでる時間のが長くなっている気がする。 もうやめようと思う。

OMGがおわったときに外に出る。 フェンスと飛び越えるときに横にいた人を蹴っちゃったと思う。本当に申し訳ない。。。 (そのときぼくはなぜか視界がゼロになっていてで、足が人にあたったのかただフェンスにぶつかったのかもよくわからないんだけれど。。。)

救護室にいこうと思って同じタイミングで出たお姉さんについていく。 お姉さんは球場の外に出て水を買って消えてしまう。 ぼくは救護室を通り過ぎたことに気が付く。

凍った水を買って救護室にいきたいと近くにいたスタッフのひとに言う。 もう一度持ち物検査をして中に入れと言われる。 持ち物検査のところまで行き、持ち物検査しているスタッフの人に救護室はどこか尋ねる。 「きゅうご?え?わかりません。」って言われる。 (これは嘘っぽいけれど本当です。救護を95って数字かと思ったのかもしれません。)

中で別のスタッフの方が救護室につれてってくれて、 「どうなさったんですか?」ときかれる。 「ネネネネネ、ネッチュ、ネッシュゥウショ」みたいな返事をした気がする。

救護室の椅子に座って身体を冷やしたりした。 救護室はどんどん人が増えていった。 結局一緒に見ていた4人全員熱中症のような症状になってしまい救護室に集合した。

クーラーボックスから氷をとっていいのかと思って、氷を取りに行った。 同じ考えの人がいて、そのひとが氷を取ろうとしたらナースさんがやってこっちでやるから触るなみたいなことを言われ、彼はその場に崩れ落ちるも、 その横でナースさんは別のことをはじめてしまうというような混乱ぶりで、全員のバイタルはとれないとかなんだとか上司みたいなひとに言っていた。

NewJeansが終わってからの救護室は、多くの人が押し寄せて、本当に戦争というか災害というか、そんな雰囲気に感じた。

重篤な、けいれんして倒れているような人が入れないから、回復したら救護室からでてってくれと 何度もアナウンスがあるので、一応歩けるぐらいまでは回復した僕たちは外に出ることにした。 足の踏み場もないぐらい人がそこらじゅうで寝転んでいた。 救護室の水もなくなったらしく 「あんたにやる水はねえんだ!ごめんだけど!本当にごめん!」みたいなことを汗だくのセキュリティのおじさんが倒れてるおじさんに叫んでいた。 僕の連れのひとりは吐きまくっていた。

僕たちは車で少し寝て少し回復してからアウトレットのほうのガストにいってくっちゃっべって解散した。

(日記終わり)

ぼくのところまで散水ホースの水が届いたら熱中症にならなかったかもしれない、 ホースの水が届くところでみていたら元気だったかもしれない、 凍った水をあと5本ぐらいもっていれば、あああ、あ、ああ といろいろなたらればが頭の中に浮かんでは消えますが、 プレミアムチケットを買えばよかったです。

超メジャーなバカデカイベントなんだからいろいろ大丈夫かなとか思ってた部分があった気がします。

なんていうか、主催者側のひとは、 熱中症になるひとが続出することを開催の前から容易に想像できたはずではと思います。 シミュレーションとかしないんですかね。

むかしからフェスって行ったことないのに嫌いでしたが、行ってみて本当に嫌いだなーって感じでした。

NewJeansほどのドメジャーにガンハマリしたのは、人生初ぐらいかもしれません。 ドメジャーを好きになる場合に付随する苦悩その1:サマーソニック、という感じですかね(?)

来年はフジロックとかにいってみようかな。